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講演会「徳島大学理工学部を活性化しよう!
〜理工学と医学の分野融合型の教育と研究に関するチャレンジ〜」
(阿波技術士会第4回年次大会記念講演)
講師: 原口雅宣教授〔徳島大学理工学部〕
日時: 2026年4月11日(土) 14:50~ 16:45
場所:徳島県関西本部会議室+Web

1.大学の歴史
徳島大学は1922年に徳島高等工業学校として開校し、徳島大学となり現在に至っている。1991年には博士課程を導入した。徳島大学工学部での論文博士第1号は中村修二氏である。
2023年4月に理工学部は既設の7コースに加えて、新たな教育プログラム「医光融合プログラム」を開設した。
2.国立大学としての役割
文部科学省から提示されている徳島大学の役割は、「変化する社会ニーズに応じた高度専門人材の育成」である。
これに対応する教育の例を挙げると、AIを使いこなせる問い方の学習、グローバル社会で戦える主体性や協調性の向上、JABEE認定の取得、地域防災支援、等であり、これらをまとめて不確実な時代に通用する「人間力」育成といえる。
3.医光融合プログラム
「人間力」は研究室で鍛えるというキャッチフレーズを基に開設しているプログラムである。医学部、工学部共に30名近い教員をアサインし、1学年30名の学生を1年生から研究室に配属する。学生は工学の研究室に所属しても良いし、医学の研究室に所属しても良い。1〜2年生の段階では履修している講義科目は少ないので、学生は研究を通じて、何を学ぶべきかを見極め、講義科目を受講していく。それら科目と研究との繋がりがわかっているので理解度も高く、成績も良いのが実情である。1年生から世界水準の研究・ニーズを意識して研究活動をしっかり行い、不足する知識を自覚し自ら学ぶ学生時代を過ごせる。他大学に無く、医光融合プログラムにあるものは、光学の強みと医学の強みを学生が自分で試行錯誤をしながら人間力を身に着けるところである。
これからは今以上に高齢化が進んでいく。光学×医学の異分野で単位を取得した学生が、全世代がそれぞれ輝く社会で医療や健康を支える技術を中心に活躍することを期待する。