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講演会「受注生産における標準化の役割と課題」

(阿波技術士会第7回講演会)

    

講師: 極東開発工業㈱特装事業部推進部 鵜飼 裕美技術士(機械部門)

日時: 2025年9月6 日(土) 15:35~ 16:55

場所:徳島県関西本部会議室+Web

1.自己紹介

滋賀県立大学を卒業後、極東開発工業に入社。趣味はベースギター。極東開発工業では標準課に所属し、標準化業務、運用ルールを作成している。

 2.特殊車両

極東開発は特殊車両を製造している。代表的なのは、コンクリートポンプ車、タンクローリー、ダンプ、ごみ収集車である。特殊車両の可動部を動かすのは、エンジン/トランスミッション→PTO→油圧シリンダー→可動部を延ばしたり縮めたりするメカニズムである。

特殊車両はボデー(ボディ)とシャシ(シャーシ)から成る。

生産の流れは受注→生産管理→設計→製造(鉄板成型→製缶→電着塗装→架装)→(車両ディーラーで作成された)シャシと合体(架装)→出荷となっている。いわゆる受注生産である。

3.標準化

現在、特殊車両製造の標準化に取り組んでいる。標準化をすると互換性、安全性の確保等、色々な事が改善される。

標準化をラーメン店で例えると、「ラーメン屋」以外の情報の無い店だと、顧客は来ない。特注ばかりで値段も解らないでは成り立たない。

先ず、メニュー表を作るという事が考えられる。標準化の例えである。

メニュー表は、ラーメンの内容がわかり注文しやすくなる。品質も安定してくる。毎日の材料の調達量も把握でき、コストも安定するので、客も安心する。

という例ではないが、社内の標準化に取り組んでいる

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